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ご相談の概要
坂戸市にお住まいの50代男性から、終活と公正証書遺言についてご相談をいただきました。
相談者様は医療関係の仕事に従事されており、病気の進行状況についても十分理解されていました。
治療を続ける中で、
「残された時間で、自分にできることをやっておきたい」
という想いから、当センターへお問い合わせをいただきました。
まだ50代という若さでしたが、ご自身の状況を冷静に受け止め、ご両親やご兄弟へ想いと財産をしっかり引き継ぐ準備を進めたいとのことでした。
ご相談者様のお悩み
相談者様には配偶者やお子様がおらず、
- 自宅不動産を誰に引き継ぐか
- 預貯金をどのように分けるか
- お墓や供養を誰にお願いするか
- 自分が亡くなった後の手続きをどうするか
といった課題がありました。
また、ご自身が過去に身近な方の相続手続きで苦労された経験もあり、
「残された家族には同じ苦労をさせたくない」
というお気持ちを強く持たれていました。
まず行ったこと
初回相談では、ご本人が気になっていることを一つひとつ整理しました。
今後やるべきことを書き出し、
- 遺言書作成
- 財産整理
- 不動産の承継準備
- ご家族への想いの整理
などを優先順位ごとに確認しました。
体調が万全ではない中でも、ご本人は驚くほど前向きで、
「今できることをやり切りたい」
という強い意志を持たれていました。
公正証書遺言の作成
ご本人のご希望を丁寧にお聞きしながら、公正証書遺言作成の準備を進めました。
遺言書では、
- ご両親への預貯金の承継
- ご兄弟への不動産やその他財産の承継
- お墓や供養を引き継ぐ方の指定
- 遺言執行者の指定
などを明確に定めました。
さらに、ご家族への感謝や想いも遺言書に残されました。
単なる財産の分け方ではなく、
「家族に迷惑をかけたくない」
「感謝の気持ちを伝えたい」
という相談者様の人生そのものが詰まった遺言書になったと思います。
ご逝去後の対応
その後、相談者様はご逝去されました。
あまりにも若いご逝去であり、ご本人には無念さや心残りもあったのではないかと思います。
それでも、最後までご家族のことを考え、必要な準備を整えられていました。
ご逝去後は遺言執行者として、
- ご家族へのご挨拶
- 遺言内容の説明
- 財産目録の作成
- 預貯金の確認・解約
- 不動産承継に関する手続きの調整
- 関係機関との連絡
などを進めました。
不動産の名義変更など専門的な手続きについては、司法書士などの専門家と連携しながら対応を進めました。
ご家族へ残された最大の財産
今回の事例で印象的だったのは、財産そのものよりも「準備」が残されたことでした。
もし遺言書がなければ、
- 財産の分け方をどうするのか
- 本人は何を望んでいたのか
- 誰が手続きを進めるのか
について、ご家族が悩む場面もあったかもしれません。
しかし相談者様は限られた時間の中で、ご自身の意思を明確に残されました。
その結果、ご家族は故人様の想いを受け取りながら手続きを進めることができました。
担当者より
今回のご相談は、私たちにとっても忘れることのできない事例です。
50代という若さで病気と向き合いながら、ご自身のことよりもご家族のことを優先して準備を進められた姿がとても印象に残っています。
終活や遺言書の作成は、高齢になってから行うものと思われがちです。
しかし、人生はいつ何が起こるか分かりません。
今回のように、早い段階で想いを形にしておくことで、ご家族に安心を残すことができます。
わかば幸せ相続相談センターでは、終活・遺言・相続に関するご相談を承っております。
ご自身やご家族の将来について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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