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今回は、坂戸市にお住まいの70代男性のご相談事例です。
ご相談者様は、ご兄弟と同居されており、お二人とも日常生活の中で体調面に不安を抱えながら生活されている状況でした。
現時点では大きな問題が起きているわけではありませんが、「どちらかが倒れた場合、誰が対応するのか」という不安を、周囲のケアマネジャーや支援者の方々も感じており、当センターにご相談がありました。
■「まだ大丈夫」が続いてしまう現実
今回のケースで印象的だったのは、
ご本人もご兄弟も「将来のことを考えなければいけない」と頭では理解しているものの、
実際に一歩踏み出すことには抵抗がある、という点でした。
・まだ生活できている
・大きなトラブルが起きていない
・費用面の不安がある
こうした理由から、身元保証契約についてご説明はしたものの、すぐに契約へ進むことは難しい状況でした。
■周囲は心配しているが、できることには限界がある
ケアマネジャーや関係者の方々は、将来のリスクを十分に理解されています。
しかし、実際に支援を進めるためには「ご本人の意思」が何よりも重要です。
・契約を結ぶかどうか
・誰に任せるか
・どこまで準備するか
これらはすべて、ご本人の判断に委ねられます。
そのため、どれだけ周囲が心配していても、
「何も起きていない段階」では動けないケースも少なくありません。
■最悪の事態になってからでは遅いこともある
もし、お二人のどちらかが突然倒れてしまった場合、
・入院や施設の手続き
・医療同意
・財産の管理
・緊急連絡先の対応
こうしたことを担う人がいない状態になる可能性があります。
ただ、それでも事前に準備がされていなければ、
第三者が介入できる範囲には限界があります。
■「考えたくない」という気持ちも自然なこと
今回のご相談を通じて感じたのは、
「将来のことを考えたくない」というお気持ちは、決して特別なものではないということです。
むしろ、多くの方が同じように感じておられます。
ただ一方で、
「何も起きていない今だからこそ選べる選択肢」があるのも事実です。
■今すぐでなくても、少しずつ向き合うことが大切
今回のケースでは、すぐに契約には至りませんでしたが、
情報を知っていただいたこと自体が大きな一歩だと感じています。
・どんな制度があるのか
・どんな準備ができるのか
・誰に相談できるのか
こうしたことを少しずつ理解していくことで、
いざという時の選択肢が広がっていきます。
■まとめ
兄弟で支え合いながら生活されている方にとって、
「どちらかが倒れた場合の備え」は、とても重要なテーマです。
ただし、その準備は簡単に進むものではありません。
だからこそ、
焦らず、少しずつ、将来について考えるきっかけを持つこと。
それが、安心につながる第一歩になるのではないでしょうか。
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