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鶴ヶ島市80代男性/複雑な家族関係と不動産の権利整理から始まる、安心への第一歩

※住宅地の不動産でも、登記や権利関係が複雑になっているケースは少なくありません
※住宅地の不動産でも、登記や権利関係が複雑になっているケースは少なくありません

※プライバシー保護のため、内容は一部変更・匿名化しています。

■ご相談の背景

鶴ヶ島市にお住まいの80代男性より、将来の生活と相続についてのご相談をいただきました。

再婚同士のご夫婦で、互いに前婚の子どもが複数名いらっしゃるご家庭です。現在の配偶者との間にはお子さまはおらず、家族関係はやや複雑な状況にあります。

ご相談のきっかけは、

  • 預貯金がそれほど多くないこと

  • 自宅不動産の名義や権利関係がはっきり分からないこと

  • 既に公正証書遺言や契約書が作成されているが、内容を十分に把握できていないこと

 

といった不安からでした。

 

■不動産の権利関係が複雑なケース

ご自宅は、一見すると一体の敷地のように見えるものの、

  • 土地が複数の筆に分かれている

  • それぞれの筆の所有者が異なる可能性がある

  • 過去に贈与や名義変更があった形跡がある

  • 地上権設定契約書が存在している

という状況でした。

さらに、ご夫婦それぞれが公正証書遺言を作成されており、将来の相続先も異なります。

 

このような場合、「思っている土地」と「法的に存在している土地」が一致していない可能性があります。

 

■まず大切なのは「現状把握」

不動産の問題は、想像や記憶だけで判断することはできません。

そこでまず行うべきことは、

  1. 法務局で

    • 土地・建物の全部事項証明書(登記事項証明書)

    • 公図

    • 地積測量図

    • 建物図面
      を取得すること

  2. それぞれの筆の所在・面積・所有者を確認すること

  3. 地上権などの権利設定が現在どうなっているかを確認すること

敷地が一体に見えていても、実際には複数筆で構成され、寸法や境界が曖昧になっているケースは少なくありません。

 

特に再婚家庭・前婚の子どもがいるケースでは、
相続発生後に権利関係が一気に複雑化する可能性があります。

 

■遺言があっても安心とは限らない

公正証書遺言があることは大きな安心材料です。

しかし、

  • 不動産の正確な表示が合っているか

  • 地上権などの負担が整理されているか

  • 実際に相続した後、売却や活用が可能な状態か

までは、遺言書だけでは分かりません。

 

遺言は「分け方」を決めるもの。
一方で、不動産の整理は「分けられる状態にする」ための作業です。

 

■これからの進め方

今回のケースでは、

① 不動産の現状確認
② ご夫婦で将来どうしたいのかの意思確認
③ 必要に応じて遺言内容や権利関係の見直し

 

という順番で進めていくことになりました。

 

■まとめ

家族関係が複雑なご家庭ほど、

  • 不動産の名義

  • 土地の筆の数

  • 過去の贈与や契約内容

  • 遺言の整合性

を一度整理しておくことが重要です。

相続は「起きてから考える」ものではなく、
起きる前に整えておくものです。

当店では、不動産の権利関係の確認から、将来設計まで一緒に整理していきます。

「うちは少し複雑かもしれない」

 

そう感じたときこそ、早めのご相談をおすすめします。

 

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