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川越市80代男性/本人の意思だけでは進まない、転居支援の記録

― 実際に必要だった支援と、重なり合う現実 ―

高齢期の転居というと、
「荷物をまとめて移動するだけ」と思われがちですが、
実際にはそれだけでは済みません。

 

今回ご支援したのは、
ご夫婦で施設に入所されていたものの、奥様を先に亡くされ、
その後、ご主人が遠方のご親族のもとへ転居することを決められたケースです。

 

 

転居の意思が固まったあと、
実際に動き出してみると、
短期間の中で数多くの「やるべきこと」が一気に押し寄せてきました。

 

転居前に同時進行で進める必要があったこと

まず、転居を決めた時点で必要だったのは、
生活・お金・住まいに関わる整理でした。

  • 車の今後の扱いをどうするか(修理・移動・手放す判断)

  • 自宅不動産を今後どうするか(売却・保有の検討)

  • 自宅の片付けをいつ・誰が行うか

  • 施設の居室内の荷物整理と返却準備

  • テレビ・電話・インターネット・電気などの契約解約手続き

  • 公共放送の解約など、別途必要となる手続きの把握

一つひとつは単独の作業でも、
これが同時期に重なって進行します。

 

 

ご本人にとっては、
「何を」「いつまでに」「どこへ連絡するのか」を把握するだけでも大きな負担でした。

 

移動日までに期限が決まっている手続き

さらに、転居日が決まると、
期限付きの行政手続きや準備が一気に増えます。

  • 市役所への転出手続き

  • 郵便物の転送手続き(本人確認書類が必要)

  • 自宅から持ち出す必要最低限の物品の選別

  • 施設居室の片付け・梱包・発送の段取り

  • 移動に必要な交通費の準備

  • 移動当日のタクシーや公共交通機関の手配

  • 到着先のご親族への連絡と受け入れ調整

 

「忘れたら後でやればいい」
が通用しないものが多く、
一つ抜けるだけで転居そのものが止まってしまう状況でした。

 

転居後も終わらない「その後の手続き」

無事に移動できたとしても、
それで終わりではありません。

 

転居後には、次のような対応が待っています。

  • 車や自宅の残置物の遠方への移動・処分

  • 駐車場やライフラインの最終解約

  • 施設居室の完全返還

  • 転入先での住民登録

  • 健康保険・介護保険の切り替え

  • 保険、金融機関、各種契約の住所変更

  • 四十九日法要や納骨に向けた段取り

  • 印鑑登録や証明書取得などの法的手続き

 

これらを、
配偶者を亡くした直後の精神状態で、一人で進めるのは、現実的ではありません。

 

高齢者の転居支援に必要なのは「先読み」

この事例を通じて改めて感じたのは、
高齢者の転居支援では、

  • 今、何をするか

  • 次に何が必要になるか

  • その先に何が控えているか

支援者が先回りして整理することが不可欠だということです。

 

本人の「やりたい」「戻りたい」という気持ちを尊重しながら、
同時に、現実的に必要な手続きと負担を可視化し、
一つずつ整理していく。

 

 

それがなければ、
途中で混乱し、立ち止まってしまうケースも少なくありません。

 

まとめ

高齢者の転居は、
「引っ越し」ではなく、
生活・契約・お金・法的手続きを含めた総合的な移行です。

 

そして多くの場合、
ご本人が思っている以上に大変で、
周囲の支援がなければ成り立ちません。

 

当センターでは、
転居だけでなく、その前後に必要となる一連の流れを見据え、
その方の状況に合わせたサポートを行っています。

 

 

同じような状況でお悩みの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

上記サポート事例は、当社グループ会社の株式会社PSE資産プランニングが賛助会員として参画している、一般社団法人 NIPPON終活サポートセンターの身元引受契約に基づく対応事例です。

株式会社PSE資産プランニングは、一般社団法人 NIPPON終活サポートセンターの「埼玉鶴ヶ島支部」として活動しております。

 

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