年末に緊急搬送され、その後入院となったお客様について、これまでの経緯と、今回あらためて本人とお話しした内容を踏まえた対応事例をご紹介します。
本件は、
「一刻を争う医療判断」
「本人の意思確認が難しい状態」
「財産管理・貴重品の取り扱い」
という、複数の課題が同時に発生したケースでした。
入院当初 ― 命に関わる判断を迫られる状況
入院当初、お客様は吐血、血尿がありましたが、検査を拒否されていたため、原因は特定できない状態でした。
前日までは意思疎通が取れていたものの、当日の朝からは会話が困難となっておりました。
医師からは、
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原因が特定できないまま輸血を続けることの限界
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心停止時に積極的な蘇生措置を行うかどうか
といった、非常に重い判断について確認を求められました。
私たちは、その場で判断できる立場ではないことをお伝えし、前日に本人と意思疎通が取れた際に「積極的な治療は望まない」という意向を伺っていたことが医師から共有されました。
入院後6日 ― 意思疎通がさらに難しい時期
入院から6日後には、片言で話すことはできるものの会話の辻褄が合わず、一方的な発言が多い状態となりました。
採血や点滴も全身を動かして拒否され、外そうとする行動も見られました。
この時点では、本人の真意を正確に確認することが難しい状況であり、医療・生活・今後の手続きについても、周囲が慎重に見守る必要がありました。
本日 ― 予想を超える回復と、再びできた「本人確認」
本日、入院先病院にて、本人・病院相談員・市役所職員・地域包括支援センター職員・当センターが同席し、今後についての協議を行いました。
驚くことに、本人は非常に元気な様子で、
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周囲の関係者をきちんと認識
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会話も成立
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自身の意思を明確に表明
できるまでに回復されていました。
これまで一時的にお預かりしていた貴重品については、これ以上の長期管理が難しいため本人へ返却し、市役所が一時的な預かりを行うことになりました。
ただし、市役所としても長期の財産管理はできないため、今後について本人に確認したところ、財産管理契約を希望する意思が明確に示されました。
今後は、契約が可能かどうかを審査したうえで、対応を検討していく流れとなっています。
キャッシュカード確認 ― 「本人の意思」を守るための大切な工程
当日、キャッシュカードをお預かりした後に、本人から教えていただいた暗証番号が正しいかどうかを、病院内のATMで確認しました。
これは形式的な作業ではなく、
実際に暗証番号が正しいものでなければ、財産管理や支払い行為ができない
という、非常に重要な確認です。
たとえ本人が番号を口頭で伝えてくれたとしても、実際に使用できるものでなければ、本人の財産を守ることにはなりません。
当センターでは、このような確認を「必須の工程」として丁寧に行っています。
状況は変わる ― だからこそ「つなぎ続ける支援」を
本件は、
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「もう数日もたないかもしれない」と言われた状態
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意思疎通が困難になった時期
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そして、再び本人の意思を確認できた現在
と、短期間の中で状況が大きく変化しました。
私たちは
今の状態だけで判断せず、変化に寄り添い続ける支援を大切にしています。
医療・行政・地域包括支援センターと連携しながら、
「本人の意思を置き去りにしない」
「判断を急がせない」
そのための調整役として、これからも関わり続けていきます。
上記サポート事例は、当社グループ会社の株式会社PSE資産プランニングが賛助会員として参画している、一般社団法人 NIPPON終活サポートセンターの身元引受契約に基づく対応事例です。
株式会社PSE資産プランニングは、一般社団法人 NIPPON終活サポートセンターの「埼玉鶴ヶ島支部」として活動しております。
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